性行為で感染してしまうトリコモナスは男性の場合だと症状があまり出ない

2019年11月23日
カプセルが乗っているスプーン

トリコモナスは、銭湯やトイレなどの公共の場で感染してしまうケースもあるということで有名ですが、もちろん性行為でも感染してしまいます。病気の原因となる原虫が相手の性器などの粘膜から入り込んでしまうことで、様々な症状を引き起こすようになってしまうのです。このトリコモナスにはいくつかの特徴がありますが、そのなかでも女性と違って男性は症状があまり出ないという特徴があります。そのため、病気の感染経路や具体的な症状、予防策などを知っておかなければ、知らず知らずのうちに感染してしまうという可能性もあるのです。

男性はトリコモナスに感染することで、尿道炎のような症状があらわれることもありますが、排尿時にほんの少し違和感を覚える程度であり、それほど問題に感じる人がいないと言えます。もちろん原虫は顕微鏡などを用いないと確認することができないサイズですから、特殊な顕微鏡などを用いて観察しない限りは、自分の性器に原虫が寄生しているかどうか判断することはできません。裸や水着で過ごす公共の場を利用したという場合や、誰かとタオルや下着を共有した場合など、原因となることがあった後に違和感を覚えたら、トリコモナスではないかと疑うことができるでしょう。

はっきりと自覚できるほどの痛みなどがないのであれば放置していても良いと思う人もいるかもしれませんが、男性がトリコモナスを放置した場合は前立腺炎になってしまいます。前立腺炎を治療することができなければ、前立腺癌に進行してしまうため、トリコモナスは癌を引き起こす可能性がある、恐ろしい病気だということができるのです。もちろん、早期発見をして治療が行われた場合は、それほど症状が悪化せずに済むでしょう。男性の場合は症状がわかりづらいですが、排尿時に違和感があった、感染の心あたりがある場合に検査を行うことで、悪化するリスクを下げられます。

トリコモナスは、メトロニダゾールを含む治療薬で症状が改善されます。もしも病気になってしまったのであれば、早いうちにメトロニダゾールを含んだ薬を用いることで、尿道炎や癌まで進行するリスクはなくなるでしょう。トリコモナスは気がつきにくい病気ではありますが、治療できない病気ではありませんので、ちょっとしたことでも身体に異変を感じた場合は、すぐに医療機関を受診したり検査を行ったりすることが大切です。特に男性は症状が起こらないかもしれないことを認識し、早期発見に努めなければなりません。